ウルビーノのヴィーナス展

国立西洋美術館で開催されているウルビーノのヴィーナス展に行ってきました。ティツィアーノの作品をメインに、彫刻、本、絵画、陶磁器などのモチーフとなったヴィーナスを紹介しており、紀元前の作品から、近世のものまでを展観していました。パリスの審判などのテーマがどのようなものなのかが、今回の展示で知りました。西洋人にとっては当たり前の、こういった主題は、日本では純粋に絵画としてみられることが多く、テーマに含まれた寓意や意味は、あまり語られないのが実際です。しかしながら、このような展覧会を見ることで、ほんのわずかではありますが、こういったテーマの中身について知ることができたのは、とても良かったと思いました。またこういった展示があれば是非行きたいと思います。