横山大観展〜没後50年 横山大観―新たなる伝説へ

国立新美術館で開催されている横山大観の展覧会に行ってきました。金曜日の夜できっと土曜日曜よりはすいているのでしょうが、人だかりのある作品もあったりして結構混んでいました。今回の展覧会を見たことで横山大観の作風というのを知る機会となりました。幽玄静寂な自然を主にモノクロで描くその作風は、その迫力などに強く惹かれる人も多いようです。私自身はというと、横山大観にそれほどの強い関心はないのですが、今回のようにたくさんの横山大観の作品を見ると、作品全体から伝わってくる横山大観独自の美的感覚が強く伝わってきます。霊峰富士の作品の数々もそのような大観の美的感覚が強く表れたものとなっている印象で、美を追究した大観の足跡を感じました。大観の代表作の一つ生々流転図も何十メートルあろうかという作品が一望でき今までにない展覧会だったと思います。