鏡の法則

最近は、啓蒙本とかスピリチュアルな本が書店の書棚にたくさん並ぶようになりました。どんなものがトレンディなのかと立ち読みをすることもあります。


私が気になった言葉は、この鏡の法則というものです。これは、言ってみれば世の中のことは、自分の心を映す鏡だよということです。よく人は他人の悪口を言ったり他人を非難したりしますね。きっとそういうときは自分にはそういう欠点はないと思ってしているのでしょう。


でも、実際自分を客体視すると、言っている分だけ自分の中にもそういう面があるということに気がつきます。自分の周りにいる人は、まさに自分の心を映しているのですね。好感を持ってくれる人を嫌いになる人はいないでしょう。逆に嫌っている人を好きでいる人もあまりいないと思います。


少し世の中を見渡せば、人間関係全般においてこの鏡の法則が成り立っていることがわかります。鏡を見れば自分の姿が見えるのは当たり前ですが、普段の自分の生活の中で他人とのかかわりや出来事においても、この鏡を見るような見方で物事を見ることで、日々の生活が意義あるものに感じられるのではないかと思っています。