交響曲第1番ハ長調〜ベートーヴェン

ベートーヴェンの最初に作った交響曲は、第一楽章が清新なイメージで曲想が展開します。フルート系の金管楽器の美しい音色が全体のハーモニーに色を添え、柔らかな日差しの下で歩調良く散歩をするかのごとき曲です。第三楽章はハーモニーに重点を置いたアップテンポな曲で何度も同じ和声が繰り返されます。第四楽章は有機と希望に満ちた軽快な曲で、初期のベートーヴェンとして秀逸だと思います。全体を通して楽しげな曲想でベートーヴェンの将来への明るい気持ちが見て取れます。
[rakuten:joshin-cddvd:10048766:detail]