カナダのこと

トロントで泊まった翌日は移動日となりました。朝早くの起床でトロント空港に向かいます。飛行機には四時間乗ってカルガリーに到着です。カルガリーについたらお迎えにあがっていたバスに乗ってカナディアンロッキーのふもとの町バンフに向かいました。2時間ほどのバスでしたが、あるところから急に両側に山が見えだし、カナディアンロッキーにきたことを実感しました。天気はあまり良くありませんでしたが、近くの山は多少見えてのバンフ到着となりました。泊まるホテルは、デルタロイヤルカナディアンロッジでした。3時過ぎの到着で夕食までだいぶ余裕があったので町の散策に出かけました。ちょうど散策に出た時分、雪が降り出しました。ですが迷わず町の中心部に向かいました。ホテルは中心部から多少離れた位置にあって中心部までは10分弱の道のりでした。中心部にはおみやげ屋さんを中心に、スポーツショップ、レストランなどが並んでいて、いろいろ店を見ている内にあっという間に夕食の時間になりました。夕食は、アルバータ州の名物アルバータ牛ステーキでした。硬いといっている方もいましたが、私は、味付けもおいしく肉も国産に比べれば硬いですが、なかなかいい味でした。カナダの牛肉は初めて食べた気がします。

夕食の会場はホテルの中だったのですが、ウェイターの人は日本人でした。カナダに来て10年経つということでした。食事の合間にその方とロッキーの動物について話しました。エルクという鹿の大きいのがいて、結構好戦的なので朝出勤するとき怖いと思うことがあるなど、話を聞きました。実はバスでバンフに来る途中、すぐバンフというというところでエルクの群れに会いました。私は遠かったのでなんとなく見ただけでしたが、近くで見たら鹿よりもだいぶ大きい体をしていて、威圧感があるということみたいですね。夕食をおいしくいただき、部屋に戻って少し休憩してからまた街に出ました。街の端のほうまで行くと橋がありました。ボウ川にかかる橋です。そのときはもう晴れていて山をバックに川の写真が撮れました。

写真を撮った後町に戻りスポーツ用品店でフリースのジャンパーを見ました。日本ではあまり見かけない温かそうなフリースでした。ゆっくりと中心部に戻りながら途中スーパーによりました。スーパーでは、お菓子やジュース、水などを買いました。ホテルに戻ってから、その日は晴れていたので、かねてからやろうと思っていた星空の写真を撮るために10時まで待ちました。10時過ぎてやっと空は暗くなり、私は父とカメラと三脚を持って外に出ました。ホテルの裏側のほうに行くと街灯も少なくなりいい感じだったので、少し奥の方に行って三脚を立てました。空はだいぶ暗くなっていました。東の空に月がありましたが、気にせず太陽の沈んだ西の空を撮影し、そのあと北西の空を撮影しました。

1分程度の露出をして10枚ぐらい撮りました。星の撮影は本当に久しぶりでした。カナダに来てタイミングよく晴れて撮影できたことがとてもうれしく感じました。上の写真は撮影したものを画像処理ソフトで白を浮き立たせて写っている星を良く見えるように処理したものです。ISO100で1分の露出でも意外とたくさん写るものだと思いました。カナディアンロッキーの星空の写真を撮ることができてよかったと思います。またいつか今度来ることがあれば今度は一眼レフカメラを持っていって写したいです。今回はコンパクトデジカメの星空モードで撮りました。星空の撮影も終わりホテルに戻ると11時近くになっていました。シャワーを浴びてゆっくりと睡眠をとって明日に備えました。・・・続く