ピアノ協奏曲第1番変ロ長調作品23/チャイコフスキー

ピアノ:上原彩子、指揮:ラファエル・フリューベック・デ・プルゴス、ロンドン交響楽団
何かが始まる予感のするスタートから美しく流れるような曲想へといく。軽快な音楽が始まり、美しいフルートの音、流れるようなピアノの伴奏、そしてピアノはいつの間にか主役に代わって激しいリズムをとりながらオーケストラとともに音楽を刻んでいく。第二楽章は穏やかなピアノの演奏で優しいメロディが続く。そしてヴァイオリンなど他の楽器によるメロディへと移り、静かなピアノの伴奏が入る。そしてピアノの独奏で一息ついて軽快な音楽をピアノが刻み続ける。再び静かな曲想へと入り、第一メロディが再び現れ、まるであたたかい朝日がのぼらんとするイメージの曲想になる。第三楽章は気ぜわしく始まる。ピアノとオーケストラが交互に現れ流れるようなメロディを刻み続ける。
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上原彩子の演奏は、自在なタッチの中に確固とした自己主張があってそれでいてでしゃばらない、絶妙な演奏だと思います。私は個人的にとても好きです。